OFS-Type2

 

 

【OFS-Type2
シングルフェース外面摺動型シール

 

 

 

 

 

<OFS タイプ-2 シールの特長>

 

パテント取得済みの OFS タイプ-2 シールは、中低速の装置用として最適なシールです。  OFS タイプ-2 シールは完全密着タイプのカスタムメイド製品で、優れた性能で耐久性も抜群です。

 

 

<OFSタイプ-2シールの用途>

 

OFSタイプ-2シールは、食品業界・医薬品業界、化学製品・プラスチック・金属関連業界のブレンダー、ミキサー、クッカー、コンベヤ及び類似の回転式機械に有効です。

また、水平、傾斜及びトップエントリー式のシャフトにも使用されています。 砂糖入りの飲料・スパイス・香料・栄養素・プラスチック・金属などの乾燥パウダーの混合用によく使用されています。また、スープ・ソース及びペットフードなどの製品の混合用にも使用されます。

シングルフェースの OFS タイプ-2 シールは、パージ用のエアーが必要ありません。 従いまして、低コストな上にバキュームのの環境下であれば、非常に有効な方式です。

OFS タイプ-2 シールは、洗浄性に優れています。 ブレンダーに取り付けられている場合は約10分間で洗浄が完了し、また簡単に分解・取り外しができます。

 

 

<OFS タイプ-2シールの作動原理>

 

OFS タイプ-2 シールは、スタッフィングボックスやリップシールハウジング及び他のシールの代わりに使用されます。

硬化ステンレススチール製のステーターが機械本体に直接取付けられ、低摩擦性の回転シールは、シャフトに垂直に取付けられてステーターと完全に密着します。 シャフト側の密閉は、ローター内にあるO-リングがシャフトとローターと一緒に回転することによって達成されます。

ドライブカラーは、スプリング内臓の大きなドライブピンと共に、ローターから一定の場所でシャフトにロックされます。 出荷前にはシールの接圧力を高めるために、スプリングを最大限に圧した状態でキャリブレーションを行います。

 

 

<OFS タイプ-2シールの保守>

 

 

 

OFSタイプ-2 シールの保守は、非常に簡単です。シールは、洗浄またはシール面の押しつけ圧の再設定の際に簡単に分解ができます。 スプリング加圧用ボルトを緩めると、ドライブカラーとローターは縁切りの状態になります。各部品を外せば、点検並びに洗浄ができます。

組付ける場合は、シール面を分解前と同じ圧力で押し付けます。

 

 

 

<サイズについて>

 

 

OFS タイプ-2シールは、カスタムシールです。サイズは、それぞれのケースにより異なりますが、代表的なサイズは上記のイラストの通りです。ブレンダーやクッカー用に設計されることが多く、ご要望に合わせて設計いたします。

 

 

 

<構造について>

 

 

 

OFSタイプ-2のシールは、その頑丈な構造設計により、長期間の寿命を達成いたしました。

標準的な構造には、硬化ステンレススチール製のシールが使用されます。 標準的なローターには、FDA認可のMECO 3000という高品質の、ベアリンググレードのポリマー入りのPTFEが使用されます。  MECO3000には研磨性のある材料は含まれていません。O-リングには標準的なエラストマーとして、バイトンが使用されます。

大口径シャフト用及び高い研磨性の高い製品を処理する場合には、交換可能な硬化ステーターインサートと磨き上げたセントラルリングの組合せを推奨します。

 

 

 

<取り付け方法について>

 

 

 

OFSタイプ-2シールのステーター(上記のSURFACE A)とブレンダー側との間のシール方法としては、O-リング、ガスケットと台座の組合せを推奨します。

FDAのガイドラインに準拠する取り付け方法は以下の通りです。

Figure 1 - OFS タイプ-2 シールは、O-リング用の溝と大きな面取りした構造が、ステーターの反対側となるSurface A面にあります。 溝と面取り部は、接する面での製品の付着時間を最小限にしながら、一方で機械の混合効率と検査の実施を最大限に有効にします。

Figure 2 - O-リングが溝にはまり、本体に対して固定シールとなります。

Figure 3 -接 面調整スクリューを使用して、OFS タイプ-2 シールのステーターをシャフトに垂直に取付けることにより、ステーターはローターに対して平らになります。

 

 

 

<仕     様>

 

機械的能力

温度

 -50° ~ 218° C

圧力

 バキューム ~ 70 kPa

シャフト スピード

 Max. 290 RPM

芯振れ許容範囲(T.I.R.)

 標準 6mm

 *仕様により6mm以上も可能です。

繰返し軸方向動作許容範囲

 0.4mm

シャフト熱膨張対応範囲

 標準 3mm

 *実際の数値は周囲の物理的スペースとパラメーターによります。